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運用保守業務は、いま転換期。属人化・手作業からの脱却が急務に

  • 運用保守コラム
  • 8月7日
  • 読了時間: 3分

システムの安定稼働を支える「運用保守業務」。これまでは、熟練の担当者による経験と勘に頼るケースも多く、「気づいた人が動く」「異常が出たら対応する」などといった、後手の対応が当たりまえでした。しかし、近年ではDX推進、クラウドインフラの普及、そしてIT人材不足などの背景を受け、運用保守の在り方自体が大きく変わり始めています。


特に顕著なのは「属人化のリスク」。特定のメンバーに依存していた運用は、担当者の離職や引継ぎの難しさによって、業務継続性が危ぶまれるケースも増えています。さらに24時間365日稼働が求められるサービスでは、夜間・休日の障害対応も避けられません。


2025年6月24日にGLOBE NEWSWIREに掲載された「日本のプロセスオートメーション市場予測2025‐2023」のレポートによると2024年には約40億米ドルに達しており、今後も平均7.3%の成長が見込まれていると報告されています。

これは、システムやツールがますます増えることを意味し、それらを運用・保守する業務は今まで以上に必要になり、多くの企業がツール過多と複雑化になることを予見しています。


特に深刻なのは、MSP(マネージドサービスプロバイダ)や企業内ITチームでの「バーンアウト問題(燃え尽き症候群問題)」です。

Auvikの2025年ITトレンド報告によると、回答者の60%がバーンアウト(燃え尽き症候群)を感じており、44%が業務負荷によって生産性低下を経験していると報告されています。

さらに、78%ものIT担当者が業務ストレスによりスキルアップの機会を奪われているとも報告されており、自動化ツールやAI活用の検討が急務となっています。


頭を抱えるシステム担当者


■運用保守の自動化・可視化・ノーコード化

上記のような背景から、運用保守の現場では「自動化・可視化・ノーコード化」のニーズが急速に高まっています。

日常的な障害対応や手作業による運用業務に費やす時間を削減し、より戦略的で価値の高い業務へシフトする仕組みが求められます。運用保守における可視化と自動化、そしてローコード/ノーコードによる迅速な業務構築は、その解決に向けた有効な手段です。たとえば、定型的な監視作業を自動化し異常検知から通知まで一貫して処理できれば、担当者の負担は大幅に軽減されます。

さらに、MSPにおいて複数のツールによる「ツールスプロール」が生産性低下を招いている点も重要です。半数近くが10以上のツールを使い分けており、統合・簡素化による運用負荷の削減は大きな改善余地があります。


これらを踏まえると、運用保守担当者の健康と業務効率を両立させるためには、「自動化・可視化・ノーコード化」を実現するプラットフォームの導入が非常に有効と言えるでしょう。プラットフォームやツールを活用することで、属人化されたスキル依存から脱却し、組織全体の運用体制を堅牢で持続可能なものに変えていくことが可能です。


OpsAidは人的リソースに頼らず、効率的かつ安定的な運用体制が実現可能です。既存の業務プロセスを可視化し、誰でも改善・再設計できる環境を整えることで、今までとは一線を画す運用体制を築くことができます。



次回以降のコラムでは、さらに具体的な事例やメリットを深掘りしていきます。



 
 
 

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